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2026-05-04 · cgf / japan

CGF-JP — 日本の働き方を変えずに、検証可能な AI ガバナンスを

CGF-JP — 日本の働き方を変えずに、規制当局が検証可能な AI ガバナンスを

Code Daimyo — 2026年5月

日本の AI ガバナンスは、欧米のフレームワークが想定していない三つの要素で動いています。稟議(順序付き多段階の承認ワークフロー)、印鑑(同意の最小単位としての電子的または立会的な印影)、根回し(正式決定に先立つ非公式な事前協議)です。

METI「AI 事業者ガイドライン 2024」、金融庁の MRM 期待事項、AISI 評価観点、個人情報保護法第27条 — いずれもこれらの要素が存在することを前提としています。しかし既存のコンプライアンスツールは、これらをモデル化せず、欧米の電子署名を貼り付けて「完了」と称しているに過ぎません。

CGF-JP とは

CGF-JP はオープンな Compliance Graph Format (CGF v1.0) の地域プロファイルです。フォークではなく、厳密なスーパーセット。コアの CGF 検証器は CGF-JP バンドルをそのまま検証でき、未知の JP ノードについてのみ skipped_unknown と警告するに留まります。

CGF-JP が追加するもの

  • 4 つのノード型JP.Ringi · JP.Hanko · JP.NemawashiTrace · JP.HankoCert
  • 5 つのエッジ型stamps · precedes · escalates_to · ratifies · attested_by
  • 稟議エンジン — 押印を時系列で走査し、差戻し (modoshi) をカスケード処理、順序違反を検出。
  • ブリッジ合成 — 完了した稟議を自動的にコアの Approval ノードに変換。EU AI Act のゲーティングが日本のワークフロー上でそのまま動作します。
  • 4 つのクレームパックjp-meti-aibg (METI) · jp-appi-art27 (APPI) · jp-fsa-mrm (FSA) · jp-aisi-eval (AISI)
  • Trust Store 拡張 — 印鑑提供者の信頼アンカー(Ed25519 検証可能 または JIPDEC 立会型)。

なぜ重要か

  • 規制当局ネイティブ。金融庁 tier-1 のデプロイは、稟議の最終段階が役員 (yakuin) でなければ jp-fsa-mrm パックを通過しません。これは比喩ではなく、実際のルールです。
  • 国際的に可搬。同一のバンドルで METI と EU AI Act の両方を満たします。合成された Approval ノードがコアグラフに直接接続されるためです。
  • 暗号学的に裏付け。印鑑は、欧米の署名者と同等のシグネチャー意味論を持つファーストクラスの信頼アンカーです。
  • 後方互換。既存の CGF v1.0 検証器に投入してもそのまま通過します。JP ノードは追加の署名付きエビデンスに過ぎません。

開発状況

フェーズ内容状態
Phase 1JP 型定義 + Trust Store 拡張✓ 完了
Phase 2稟議エンジン + ブリッジ合成✓ 完了
Phase 34 つのクレームパック (262 tests green)✓ 完了
Phase 4バイリンガル・ナラティブ + インスペクタ✓ 完了
Phase 5cgf jp CLI + 日本語マニュアル計画中

試してみる

cgf check --pack jp-full graph.cgf
cgf check --pack jp-meti-aibg,jp-fsa-mrm graph.cgf

仕様: docs/cgf-jp/SPEC.md · リポジトリ: dpw.daitai.org

Code Daimyo